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モータースポーツ至福の日~2011年ルマン24時間レースとF1カナダGP~

今年の6月12日はモータースポーツファンにとって、最良の日となった。

Lemans2011_start.jpg

フランスはサルテ県で開催されたルマン24時間は史上空前の接戦となり、大西洋を挟んだカナダのモントリオールでのF1カナダGPもこれまた近年稀に見る激戦となった。

カナダGPが降雨の為に長らく中断したおかげで、熱心なファンはその忍耐力と体力を試される結果とはなったものの、結末は実にあっぱれなものであった。ほとんどのファンは残り短い睡眠時間を清々しく満喫できたに違いない。

どちらのスチュワードも安全に配慮した素晴らしいレース運営を行い、深刻なアクシデントの兆候を抑制するのに非常に効果的だった。これは、賞賛されるべきだろう。

昨年のルマンをご記憶だろうか。朝方にたった1台優勝圏内に残った908は、アウディ勢に囲まれてその座は実に危うく見えたものだった。しかし今年、同じくたった1台踏み止まったR18は実に力強く3台の908を相手に果敢に戦い、その座は盤石に見えた。そして、日本から向かった2人のドライバーはほんの些細なミスさえ起こさない、完璧な仕事ぶりでチェッカーまでその座を譲らなかった。

R18_No2.jpg

アンドレ・ロッテラー、ブノワ・トレルイエの両名が驚くべき成長を遂げていた事は、賞賛に値するだろう。昨年、時折見せていた耐久ドライバーとして致命的な症状、速いがミスが多い、という悪癖は見る影も無く、トム・クリステンセンもかくやの走りを披露した。ラップタイムは高い次元で安定し、周回遅れのプジョー勢の挑発的な行動にも冷静に対応した。

それにしても、アラン・マクニッシュに怪我がなかったのは幸いだった。あれだけのクラッシュでモノコックの健全性が保たれたことは褒められて然るべきだが、相変わらず容易に宙を舞うLMPの危険性が改善されていないのは、深刻な問題だろう。

R18_No3_crash.jpg

この状況は、90年台前半のF1に似ている。あの頃も、同じ論調であった。技術の進歩によって、モノコック強度が向上し致命的な事態には至るはずがない。しかし、それは盲信というべきだった。立て続けに起こった2件の事故は、F1に数えきれない程の安全性の欠陥を見出したからだ。安全神話の盲信は、悲劇の温床となる事は肝に命じておかねばなるまい。

Mcnish crash

今シーズンから、LMP1のリアカウル上面には、サイドウェイ時の空気抵抗を増加するためにシャークフィンの装着が義務付けられた。しかし、事故時の映像を見ると、進行方向となった右側の底面がサンドトラップから浮き上がっているのが見て取れる。これは危険な兆候で、シャークフィンが生み出す巨大なドラッグによって、マシンにロール軸周りのモーメントが生じていると思われる。このモーメントによって、3号車はソリのようにサンドトラップを滑って、タイヤバリアに激しく衝突した。

レーシングマシンがアクシデントを起こした際には、見た目は派手だが、スピンや横転を起こした方がドライバーへの被害は小さくなる。これは、破壊やスピンによって運動エネルギーが浪費されるからである。3号車も、衝突後は部品を撒き散らしながら横転したため、アラン・マクニッシュは無傷で済んだのだろう。

R91CP_crash.jpg

理想を言えば、マシンの「角」がサンドトラップに引っ掛かって横転させるのが良い。いつぞやの、JSPCの富士で起きた2件のクラッシュが良い例だ。和田久のR91CPはストレートエンドでコントロールを失ったが、サンドトラップで激しく横転した為にドライバーは無傷だった。

今回のマシンの挙動が、1号車のアクシデントに共通しているのなら、ACOとFIAは即座にシャークフィンとリアカウルの間に隙間を設けて、浮き上がりを抑制するようにすべきだ。今のままでは、シャークフィンとリアカウルは巨大なエアダムとなってしまう。もしくは、フラットボトムの一部にトヨタGT-Oneのような穴を義務付けてもいいかもしれない。どちらにしろ、事態が急を要しているのは間違いない。

R18_No3.jpg

一方で、ルマン特有のローダウンフォースセッティングにも一考の余地があるだろう。99年にメルセデスCLRが離陸して以来、行き過ぎたローダウンフォースセッティングは自粛されてはいるものの、今回のR18のアクシデントはローダウンフォース特有の神経質な挙動に端を発しているのは事実だ。最低ダウンフォース量を確保する為に、現在のF1のようにウイングの一部形状をレギュレーションで規定してしまうのも有効だろう。

908_Sunset.jpg

一方のカナダGPは、ジェンソン・バトンの奇跡的な追い上げによって、長い歴史に語り継がれることになろう。ただ残念ながら、突如輝きを取り戻した「皇帝」のきらめきについては徐々に歴史の中に埋れていくだはずだ。40を超えて現役に復帰するという暴挙に出たミハエルは、これまで世界の誰も満足させる頃無く、不甲斐ない醜態をさらすばかりであった。

Jenson_Canada.jpg

しかし、雨中の長いインターバルからレースが再開された時、この男は長い眠りから覚めたのかも知れない。あっという間に 2位に躍り出ると、圧倒的な速さで順位を回復してきたジェンソン・バトンとマーク・ウェーバーのアタックを10周近く退け続けた。その姿には、かつての威厳と強さがあり、復活を期待させるものだった。表彰台は惜しくも逃したが、それはポテンシャルに劣るメルセデスの責任だろう。

Michael_Canada.jpg

それに引きかえ、セバスチャン・ヴェッテルは猛然と迫るマクラーレンに怯えてコントロールを乱すという情けない姿を見せてしまった。最近、ヴェッテルはレッドブルを降りたら、そこらのドライバーと変わらない、と一部から疑いの目を向けられている。この若いチャンピオンはその速さに疑いないものの、混戦の中で勝利をもぎ取る強さには欠けているのかも知れない。だが、彼は自信を持って返答すべきだろう。ならば、俺より早く走ってみろ、と。

Storner.jpg

2輪の世界にもこのようなタイプのライダーは少なくない。最近では、ケーシー・ストーナーの名が真っ先に挙げられるだろう。彼は混戦は得意ではないので、早々にトップに立つと後続を引き離してバトルを避ける。しかし、WGPで彼の才能を疑うものはいない。そう考えれば、これはヴェッテルの個性というべきで、批判には当たらないだろう。

Vettel_Canada.jpg

今年も、ヴェッテルがチャンピオンになるのは間違いない。今のポイント差を逆転するのはほとんど奇跡に近い状態だ。もし、彼が自分の才能を証明したいのなら、ヴァレンティーノ・ロッシに倣って、チームを転々とするのもいいかも知れない。


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